クローズドリサイクル

クローズドリサイクル

創業60年を超える私たちのリサイクルに対するノウハウを活用し、クローズドリサイクル構築をお手伝いいたします。

クローズドリサイクルとは?

正式名称を、クローズドループリサイクルといいます。
私たちの生活で発生する古紙を集め、原料とし、また生活で使用する紙として再利用をしようという取り組みです。
この取り組みは、同じ材料を繰り返し使用(再生紙)できるようになり、新規の天然原料であるバージンパルプを使用する量を減らすことができます。長期的なパルプのライフサイクルを考えたときに、クローズドループリサイクルは、環境負荷を低減させることができます。

事例紹介【第一三共ハピネス株式会社様】

第一三共ハピネス様では、第一三共グループの特例子会社として、複数拠点においてクローズドリサイクルの展開を構想し、障がい者雇用と環境経営を推進されています。

ご相談内容

障がい者雇用を通じた循環型社会への貢献として、クローズドリサイクルを実現したいとのことでした。

ご提案内容

お客様の事業活動で排出される機密文書を溶解処理(機密情報の抹消)後、機密文書の繊維を原料とし、トイレットペーパーを生産。機密文書から再生されたトイレットペーパーを購入し、お客様社屋にて使用することで、クローズドリサイクルを構築する方法をご提案いたしました。

運用実績

半年で1年使用する分のトイレットペーパーを賄うことに成功。

クローズドリサイクルの流れの図

トイレットペーパーの包装紙には、第一三共ハピネス様で考案したロゴや障がい者雇用の優良認定を受けている「もにす認定マーク」を活用し、リサイクル及び障がい者雇用推進の取り組みに関するブランディングも行っております。

取り組み詳細

  • 第一三共グループの構内に鍵付きの「機密文書回収ボックス」を設置
  • 第一三共ハピネス様が定期的に回収ボックス内の袋(鍵付き)を回収
  • 構内が広いため、電動自転車にリヤカーを付けて移動

障がい者に適した仕事であり、機密文書が人目に触れない工夫や電動自転車の使用による環境負荷の低減を図っている。

回収ボックスの写真
回収の様子
リヤカー付き電動自転車で運ぶ様子
  • 回収した機密文書のビニールコーティングされたもの、クリップ等の金属、色の強い色紙、厚紙、感熱紙などを取り除き、コピー用紙等の紙類のみに分別。
  • 機密性の高い書類は電動シュレッダーで裁断する。

溶解できないものを丁寧に分別し、再生されるトイレットペーパーの品質を上げる。
また、情報漏洩を未然に防ぐ工夫をしている。

回収した機密文書を処理している様子
機密性の高い文書を裁断処理する様子
  • 分別した紙類を永田紙業経由で、溶解後、業務用トイレットペーパーに再生されて第一三共ハピネス様に納品される。
  • 第一三共グループの構内にあるトイレに再生トイレットペーパーが使用される。
  • また、第一三共ハピネス様は第一三共グループの事業所内の清掃業務を請け負っているため、機密文書回収から再生トイレットペーパーの設置まで一貫して実施している。

障がい者雇用の対象業務として有用な側面も大きい。

業務用トイレットペーパーが納品される様子
再生トイレットペーパーを設置する様子
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